2020年度から始まる大学入学共通テストとは?

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センター試験に変わる?大学入学共通テスト

大学入試の第1関門として、古くから多くの受験生が取り組んで来たのが、センター試験です。
そんなセンター試験ですが、これに変わる試験制度が誕生したことで、2019年度で終了となります。

センター試験にとってかわる試験としてこの度誕生したのが、大学入学共通テストです。
大学入学共通テストは、2021年の1月から実施予定とされており、センター試験は2019年度の実施を最後に行われなくなります。
その為、この年に関わる受験生の場合は特に、受験対策をある程度見直さないといけないかもしれないということを、頭に入れておきましょう。

大学入学共通テストでは、今まで行われていたマークシート試験もありますが、記述式問題の導入を始め、英語では、ライティング、ヒアリング、リーディング、スピーキングの4科目が、試験範囲となります。
マークシート形式は見直しが検討されていますので、将来的には記述式をベースに、非常に難易度がアップする試験内容になると考えられているでしょう。

マークシート形式の場合は、答えがわからなくとも適当にマークをすれば、運良く正解になる場合も少なくありません。
ですが、キチンと答えが分かった状態で無ければ正解を書けない記述式問題、当てはまる選択肢を全て選択させる問題なども導入されるとなると、現在に比べて難易度が大幅アップします。
共通テストのプレテストにおいては、問題によって正答率1割前後という非常に高難易度な問題も見受けられた事もあり、覚悟して臨まないといけないといえるでしょう。

大学入学共通テストの特徴

大学入学共通テストはセンター試験にとってかわる試験として、出題教科や科目、実地日程に変わりはありません。
1月の中旬に、二日間にかけて開催され、志望大学に合わせて教科を選択することが求められます。

やはり大きな違いは、マークシート形式問題の減少です。
国語や数学では2020年度の段階で記述式が導入され、マークシート問題とは別に、混在出題という形が行われます。
その分それぞれ試験時間が、国語は100分、数学は70分と延長されますが、ある程度きちんと対策をして臨まないと、全問不正解になる可能性も高いでしょう。

まだ検討中となっている部分はいくつかある物の、基本的には、しっかりと勉強して臨めば問題ありません。
英語の場合は、今までリーディングとリスニングのみだったものが、4技能になるという大幅変更がありますが、早い段階で対策を臨むことで、十分対応できるでしょう。