国の教育ローン(教育一般貸付)について

お金

教育ローン利用でお子さんの学費負担を軽減

大学受験や入学の際には、決して安くない金額が必要となりますが、ご家庭の経済状況をバックアップする制度は、色々と設けられています。
その内の1つが、教育ローンです。

教育ローンは奨学金とは異なり、借りる対象は保護者の方になります。
お子さんの教育のためにお金を借りられるローン制度のことで、奨学金と合わせて、この教育ローンを活用している方も少なくありません。

教育ローンは主に2種類に分けられます。
政府系金融機関が扱う国の教育ローンタイプと、民間金融機関が扱う民間の教育ローンです。
いずれも教育ローンを利用するに変わりはありません、借り入れの審査基準や利率、条件など、細かい部分が異なります。

大きな違いと言えば、やはり利率の違いです。
国の教育ローンの場合、審査基準が非常に厳しく誰でも借り入れが出来る訳ではないものの、利率は2%と低利率でローンを利用できます。
反面、民間の教育ローンの場合は、余程の事が無い限り大抵の方は借り入れがすぐに出来ますが、その分利率は5から10%となっており、返済額も跳ね上がるのです。
長年借りれば借りるほど、返さないといけない金額には大きな差が出てくるでしょう。

学校提携ローンも視野に入れて

教育ローンの中には、学校側と提携している、学校提携ローンと呼ばれるタイプもあります。
がコク側が推奨しているタイプの提携ローンで、学校に通っている学生の保護者であれば、率先してローンを組んで貰える傾向にあるでしょう。

ただし、大学によって利率が全く異なりますので、利率確認の上、ローンプランの比較をする事が大切です。
学校提携ローンであれば必ずお得である、と言う事は残念ながら有りませんので、しっかりと比較した上で、家庭の事情に合わせた教育ローンを選ぶようにしましょう。

申請はお早めにしないと間に合わない?

大学受験合格後、教育ローンへの申し込みは殺到し、最悪の場合、支払い期日までにお金が用意できなくなるケースがあります。
合格したのに支払うお金が無いと言う事態に陥らないためにも、出来れば申請は、受験料を支払った段階で申し込みをすることが大切です。

万が一受験に不合格だった場合でも、お断りすることはもちろん出来ます。
受験シーズンに申し込んで間に合わなくなる可能性があるのであれば、早め早めに申し込んでおいた方が、親御さんも安心出来るといえるでしょう。