奨学金制度とは?
奨学金制度は、学習意欲のある学生に対して、学費や生活費を一定量貸与する制度のことで、経済的負担を軽減する事で、より学業に励める環境を整えた制度の事を指します。
奨学金制度は誰でも利用できる訳ではなく、一定の学業成績を収め、学習意欲が認められた学生など、ある程度貸与出来るラインが設けられている点が特徴です。
あくまで貸与ですので、就職後、少しずつ返済をしていく義務がありますが、ヤミ金などとは異なり正当な制度ですので、危ない事はありません。
大学で主に利用されている奨学金制度は、3つに分かれています。
貸与の門が非常に幅広く、申し込みをすれば大抵の方は借りる事が出来る、有利子型と、一定のラインを超えた方のみが利用を出来る無利子型、そして、返還義務が無い給付型の3つです。
近年特に利用をされているのが、貸与型では無く、返還義務が無い給付型が挙げられます。
もちろん、誰でも給付型を利用できると言う事では無く、一定のラインを超えている学生であること、また、利用できる大学が決められている事、卒業後、特定の就職先に就職する事などが条件となっている事が特徴です。
例えば、こちらの給付型は看護師学校などの専門学校において取入れられている事が多く、卒業後、看護系の職にて一定期間勤め上げれば、返済義務が無くなるというケースも少なくありません。
上手に活用すれば、他のタイプと違って、負担無く借りる事が出来る点が魅力といえるでしょう。
奨学金の返済時期
奨学金の返済時期は、奨学金のプランによっても異なりますが、通常の場合、大学卒業後、20年間、毎月2万円ずつの返済を行っていくことが基本です。
途中で繰り上げ返済を行う等は問題ありませんが、返済が滞ってしまった場合、その分の利子がプラス、更に、別途ペナルティが発生する場合がありますので、期限は事前に確認をしておかなければいけません。
貸与型には、利子型、無利子型の2種類がありますが、利子型の場合は、月々の返済額がもう少しアップしたり、もう少し長く返済をしないといけない場合もあるでしょう。
長引けば長引くほど返済金額がアップしていきますので、中には、大学在学中に全ての奨学金を返済し終えたというご家庭も少なくありません。
大学在学中であれば利子が発生しないという利子型の奨学金がほとんどですので、夫婦に馬力で働いたり、お子さんもアルバイトをしながら学業に励んだりしているケースが多いでしょう。
また、途中で無職になってしまった等、返済が何らかの事情で滞ってしまう場合。
事前にその旨を申請しておけば、返還期限を猶予して貰える制度を利用可能な場合もあります。
猶予期限はプラス10年まで、支払い金額は利子分アップする場合もありますが、毎年申請をして審査が通れば、その分無理なく支払いを出来るでしょう。